こんにちは、「飛行機・新幹線移動快適ガイド」のmoveです。
月に1回くらいのペースで、東京から札幌や福岡へ出張している40代の会社員です。JALやANAだけでなく、料金の安さからスカイマークを選ぶこともよくあるのですが、予約画面を開くたびに「たす得」と「いま得」という似た名前の割引運賃が並んでいて、最初のころは正直かなり迷いました。
名前だけ見ると、どちらもお得な運賃なのは伝わってくるものの、何がどう違うのかがパッと分からないんですよね。しかも出張だと、会議が延びたり予定が急に変わったりすることも珍しくないので、値段だけで選んでしまうと後で「しまった」となる場面が出てきます。
そこで今回は、私がスカイマークを出張と趣味のひとり旅の両方で使ってきた経験をもとに、「たす得」と「いま得」の違いを、できるだけ実際の場面に近い形で解説していきます。
読み終えたころには、「このケースならたす得」「この予定ならいま得で決まり」と、迷わず選べるようになっているはずですよ。
- たす得といま得の基本的な仕組みと違い
- 予約変更やキャンセルのルールの差
- 出張・旅行シーン別のおすすめの選び方
- 予約前に確認しておきたい注意点
スカイマークの運賃体系をざっくり整理

「たす得」と「いま得」の違いを理解する前に、まずはスカイマーク全体の運賃がどんな構造になっているのかを、ざっくり整理しておきます。
全体像を知っておくと、それぞれの運賃が「何を優先して作られているのか」がぐっと見えやすくなりますよ。
スカイマークの主な運賃の種類
スカイマークの運賃は、大きく分けると自由度の高い普通運賃と、価格を抑えた割引運賃の2つに分かれます。普通運賃は当日の直前まで購入でき、変更もキャンセルもしやすい代わりに価格が高め。一方の割引運賃は、購入のタイミングや変更のしやすさに一定の制限がかかる代わりに、価格がぐっと安くなります。
割引運賃の中でも代表的なのが、この記事のテーマである「たす得」と「いま得」です。ほかにも期間限定のセール運賃や、若年層向けの割引などがありますが、日常的に多くの人が使っているのはこの2つと言っていいと思います。
ここで紹介する内容は、私自身の利用経験と、スカイマーク公式サイトに掲載されている運賃案内をもとにまとめています。(出典:スカイマーク「運賃のご案内」)
たす得・いま得が生まれた背景
「たす得」は名前の通り、予定に応じて便を変更できる柔軟性を「足した」運賃というイメージです。出張などで予定が読みにくい人にも使いやすいよう設計されている印象を受けます。
一方の「いま得」は「今すぐお得に」というコンセプトが強く、価格の安さを最優先した運賃です。座席数が限定されているため、早めに動いた人ほどお得な価格で確保しやすい、という性質を持っています。
つまり、たす得は「柔軟性」、いま得は「価格の安さ」を軸に設計された運賃だと考えると、その後の違いも理解しやすくなります。
たす得の特徴と使い方

ここからは「たす得」について、もう少し具体的に見ていきます。購入できるタイミングや変更・キャンセルのルールを知っておくと、実際の予約時に迷わなくなりますよ。
たす得の予約期限と購入条件
たす得は、一般的な目安として搭乗日の前日まで購入できる運賃です。出張の予定が急に決まったときでも、比較的直前まで検討できるのはありがたいポイントですね。
ただし、座席数には限りがあるので、人気の時間帯や連休前後の便では、早めに埋まってしまうこともあります。「前日まで買えるから余裕」と思っていると、実際には希望の時間の便がなくなっている、ということもあるので油断は禁物です。
たす得の予約変更ルール
たす得の大きな特徴が、同一区間・同一運賃であれば予約変更ができることです。会議が長引いて予定の便に間に合わないかもしれない、というときに、一本後ろの便へ変更できる余地があるのはかなり心強いです。
変更する際は、変更後の便の運賃との差額調整が発生することが一般的です。差額が生じるケースもあるので、変更前に運賃の表示をよく確認しておくと安心です。
たす得のキャンセル・払戻ルール
キャンセルする場合も、たす得は取消手数料を払えば払戻に対応してもらえることが多い運賃です。搭乗日が近づくほど手数料が上がる傾向があるので、キャンセルの可能性がある場合は早めに判断するのがおすすめです。
手数料の具体的な金額や条件は、時期や購入したチケットの内容によって変わることがあります。正確な金額は、必ず予約時の案内や公式サイトでご確認ください。(出典:スカイマーク「払戻について」)
たす得が向いている人・シーン
たす得は、こんな人に向いている運賃です。
- 出張だが、予定が変わる可能性がゼロではない
- 普通運賃ほど高くはしたくないが、変更できる余地は残したい
- 会議や現地アポの時間が押しがちな仕事をしている
私自身も、「今日は予定が押すかもしれない」という出張の日は、迷わずたす得を選んでいます。
いま得の特徴と使い方

続いて、「いま得」の特徴を見ていきます。たす得とは正反対の性質を持つ運賃なので、比較しながら読んでいただくと違いがはっきりしてくると思います。
いま得の予約期限と購入条件
いま得は、一般的に搭乗日の数日前までを目安に販売される、座席数限定の割引運賃です。早めに動いた人ほど、良い時間帯の座席をお得な価格で確保しやすいという特徴があります。
裏を返せば、出発が近づくにつれて選択肢が減っていくということでもあります。「今週末どこか行こう」と思い立ったタイミングによっては、いま得自体が表示されないこともあるので、その点は理解しておいたほうがいいです。
いま得の予約変更ルール
いま得は、原則として予約便の変更ができない運賃です。会議が早く終わったから前の便にしたい、あるいは長引いたので後ろの便にしたい、というときも、いま得では動かせない前提で考えたほうが安全です。
この「変更できない」という制約があるからこそ、価格が抑えられている、という考え方をしておくとしっくりくるかなと思います。
いま得のキャンセル・払戻ルール
キャンセルについても、「いま得」は「たす得」より条件が厳しめです。取消手数料が高額に設定されていることが多く、場合によっては払戻自体ができないケースもあります。
いま得は安さが魅力ですが、「とりあえず安いから買っておこう」という使い方には向いていません。購入前に、その日その便に確実に乗れるかどうかを、しっかり見極めてから予約するようにしてください。
いま得が向いている人・シーン
いま得は、こんな人に向いています。
- 旅行や帰省などで、日程が完全に決まっている
- 出張でも、会議や訪問先の時間がほぼ動かないことが確定している
- とにかく移動費を抑えたい
私も、土日のひとり旅で「この日程は絶対に動かない」というときは、いま得を積極的に狙っています。
たす得といま得の違いを一覧で比較
ここまでの内容を踏まえて、たす得といま得の違いを一覧で比較していきます。全体を見比べたうえで、それぞれの項目を少し深掘りしていきますね。
比較表で見る違いのポイント
| 項目 | たす得 | いま得 |
|---|---|---|
| 購入の目安 | 搭乗日前日まで | 搭乗日の数日前まで(座席数限定) |
| 価格の傾向 | いま得より高めのことが多い | たす得より安いことが多い |
| 予約変更 | 同一区間なら可能(差額調整あり) | 原則不可 |
| キャンセル・払戻 | 手数料を払えば可能 | 手数料が高額、または不可の場合あり |
| 向いている人 | 予定変更の可能性がある人 | 日程が完全に決まっている人 |
一言でまとめると、たす得は「変更できる安心感」、いま得は「価格の安さ」を重視した運賃です。細かい条件は時期や路線によって変わることがあるので、あくまで一般的な傾向として捉えてくださいね。
価格差はどのくらいあるのか
同じ日・同じ便で比較すると、いま得のほうがたす得より安く表示されることが多いです。ただ、その差額は路線や時期によってかなり変わります。数百円程度しか差がないこともありますし、繁忙期には数千円の差が出ることもあります。
差額が小さいときほど、「安さ」と「変更できる安心感」のどちらを優先するかを、一度立ち止まって考えてみる価値があると感じています。
予約変更・キャンセルが与える影響
実際に出張で使うとき、私が一番重視しているのがこの部分です。たす得なら、多少予定が押しても便を後ろにずらせる余地があります。一方、いま得は変更できない前提なので、もし乗り遅れてしまうと、購入した運賃がほぼ無駄になってしまう可能性が高いです。
この違いは、価格差以上に大きな意味を持つこともあるので、単純な値段の比較だけで決めないほうがいいと思います。
出張シーン別に見る選び方

ここからは、実際のシーンごとに「たす得」と「いま得」のどちらを選ぶのが良さそうか、私自身の東京-札幌・福岡の出張経験をもとに整理していきます。
予定が変わりやすい平日出張の場合
クライアント訪問や現場対応など、スケジュールが動きがちな平日出張では、私はほぼ「たす得一択」です。例えば午前中の打ち合わせが長引いて、予定していた便にギリギリ間に合わないかもしれない、という場面は珍しくありません。
こういうとき、いま得でギリギリの便を取ってしまうと、遅刻の不安を抱えたまま仕事をすることになります。たす得なら、状況に応じて一本後ろの便に変更できる余地があるので、心理的な余裕がまったく違ってきます。
◆moveのワンポイントアドバイス
打ち合わせが押しそうな日は、多少値段が高くてもたす得にしておくと、会議そのものに集中できます。「最悪、便を一本ずらせばいいや」と思えるだけで、仕事のパフォーマンスもだいぶ変わってくると感じていますよ。
日程が固定されている出張の場合
反対に、開始時間も終了時間もほぼ動かない社内会議や研修のような出張では、条件がそろえばいま得も十分に候補になります。前後にしっかり余裕を持った便を選べる場面なら、価格の安さを優先しても問題は少ないはずです。
ただし、台風や大雪の時期、あるいは会議後に懇親会が入りそうな空気がある場合は、たす得にしておくほうが安心です。変更できない前提でギリギリの便を取ってしまうと、終盤から「このあとどうしよう」という考えがちらついてしまいますからね。
週末ひとり旅や帰省での選び方
趣味の国内ひとり旅や実家への帰省では、出張よりも日程の自由度が高いので、いま得の出番がぐっと増えます。土曜の朝に出発して日曜の夜に戻る、というような固定の旅程なら、行きも帰りもいま得を中心に探すことが多いです。
一方で、帰省だと親の通院の付き添いなど、現地の予定が直前で変わることもあります。そんなときは、「行きはいま得、帰りはたす得」のように、片道ずつ運賃タイプを分けて予約するのも、実際に私がよく使っている方法です。
価格差だけで決めないための判断軸

ここまで読んで、「結局、いま得のほうが安いなら、それを選べばいいのでは」と感じたかもしれません。もちろん、それも一つの正解です。ただ、実際に出張を重ねていくと、「価格差」と「時間の自由度」のどちらが自分にとって大きいのか、少しずつ見えてくるものです。
価格差を安心料として考える
私がよくやるのが、「その価格差は、自分にとっての安心料として妥当か」で考える方法です。例えば、たす得といま得の差が3,000円だったとします。この3,000円で「変更できる自由度」を買えるかどうかを考えると、判断がぐっとしやすくなります。
あなたは、どちらを選びますか?答えは人によって違うはずですが、自分の価値観に正直になるのが一番だと思っています。
会社の出張規定との相性
もう一つ忘れてはいけないのが、会社の出張規程との相性です。「最も経済的な運賃を選ぶこと」が求められる会社もありますし、「多少高くても柔軟な運賃を使ってよい」という空気の会社もあります。
もし会社が最安運賃を求める文化であれば、たす得を選ぶ理由を上長や経理担当にひと言説明しておくと、あとの精算がスムーズになるはずです。
精神的な余裕をどう考えるか
最後に、感覚的な話になりますが、「精神的な余裕にいくら払えるか」という軸もかなり大事です。20代・30代のころは「安いほうが正義」という感覚が強かったのですが、40代になってからは「多少高くても余裕がほしい」と感じることが増えました。
年齢や仕事の忙しさによっても、このバランスは変わってくると思います。
予約時に確認しておきたいポイント

ここまでの内容を踏まえて、実際に「たす得」や「いま得」を予約する際に、私が必ず確認しているポイントをまとめておきます。
運賃ごとの注意書きを確認する
予約画面では、運賃名の近くに変更・払戻の条件が表示されています。ここを読まずに価格だけで決めてしまうと、あとで「これ、変更できなかったのか」というすれ違いが起きやすいです。予約前には必ず一度目を通しておきましょう。
復路の予定変更リスクを考える
特に往復で予約する場合は、復路の予定が変わる可能性を軽くイメージしておくのがおすすめです。現地での飲み会が入りそうか、本数が少ない路線で一本逃すと厳しいか、といった点を考えるだけで、「帰りだけたす得にしておこう」といった判断がしやすくなります。
空港までのアクセス時間も考慮
意外と忘れがちなのが、空港までのアクセス時間です。羽田までの電車の時間や、新千歳から市内までの移動時間を見込んでおかないと、いま得でギリギリの便を取ってしまい、途中の遅延で冷や汗をかくことになります。余裕を持ったつもりでも、電車の遅延は読めないものです。
移動時間を快適にするひと工夫

スカイマークに限らず、移動時間の快適さは翌日のコンディションにかなり影響します。首や腰がつらくて、翌日の会議に響いたことが私にも何度もあります。ここでは、東京-札幌・福岡のような中距離路線で重宝しているアイテムを少し紹介しておきます。
首や腰の負担を減らすアイテム
まずおすすめしたいのが、しっかりホールドしてくれるタイプのネックピローです。低反発のクッションで首を支えてくれるタイプだと、フライト中にウトウトしても首が変な方向に落ちにくく、翌日の違和感が減ります。
もう一つ効いてくるのが、腰回りをサポートする薄めのランバークッションです。飛行機のシートは腰が浮きやすい座り方になりがちなので、薄型のクッションを一枚挟むだけで、東京-福岡のようなフライトでも腰の負担がだいぶ違ってきます。
機内で仕事するときの工夫
13.3インチのノートパソコンを機内テーブルにそのまま置くと、視線が下がって首に負担がかかりやすくなります。そんなときは、薄型の折りたたみPCスタンドを使うと、視線が上がって首や肩がラクになることが多いです。リュックのポケットに入る厚みのものを選んでおくと、持ち歩きの邪魔になりません。
◆moveのワンポイントアドバイス
首や腰の負担を減らすアイテムは、一度「これだ」と思えるものに出会えると、その後の出張すべての質が変わります。運賃の差額も大事ですが、自分の身体への投資だと思って、少しずつ試してみるのも悪くないですよ。
スカイマークの『たす得』『いま得』に関するよくある質問
Q1. たす得といま得はどちらが安いですか?
A. 同じ日・同じ便で比較すると、いま得のほうが安く表示されることが多いです。ただ、その差額は路線や時期によって数百円程度のこともあれば、数千円になることもあります。差額が小さいときは、値段だけでなく変更やキャンセルのしやすさもあわせて考えるのがおすすめです。
Q2. 出張で使うなら、たす得といま得どちらがおすすめですか?
A. 予定が動きやすい平日出張であれば、たす得のほうが安心です。会議が押した場合などに便を変更できる余地があるので、心理的な負担もかなり軽くなります。反対に、時間が完全に固定されている出張であれば、いま得も十分に候補になります。
Q3. いま得で予約した便に乗り遅れた場合はどうなりますか?
A. いま得は原則として予約変更ができない運賃なので、乗り遅れた場合は運賃がほぼ戻ってこない前提で考えたほうが安全です。具体的な取り扱いは時期や条件によって変わる可能性があるため、予約時点でスカイマーク公式サイトの規則を確認しておくことをおすすめします。
Q4. たす得やいま得でマイルは貯まりますか?
A. スカイマークは自社のマイレージプログラムを持っていませんが、JALマイレージバンク(JMB)との提携により、一部条件でマイルが加算される場合があります。積算の条件は運賃や路線によって変わるので、マイルを重視する方は予約前に確認しておくといいと思います。
Q5. 往路と復路で運賃タイプを分けて予約できますか?
A. はい、往路をいま得、復路をたす得といった形で、片道ごとに運賃タイプを分けて予約することができます。行きの日程は決まっているけれど、帰りは現地の予定次第というときには、この組み合わせがかなり使いやすいです。
まとめ
スカイマークの「たす得」と「いま得」は、名前は似ていますが、コンセプトはかなり違います。
たす得といま得のざっくり整理
- たす得:搭乗前日まで購入可能で、同一区間なら予約変更もできる柔軟性重視の運賃
- いま得:座席数限定で価格を抑えた、変更が原則できない安さ重視の運賃
使い分けのイメージとしては、次のようになります。
- 予定が動きやすい平日出張は「たす得」寄りで考える
- 日程が完全に決まっている会議や週末の旅行は「いま得」を積極的に狙う
- 帰省や長めの出張では、行きと帰りで運賃タイプを分けるのもアリ
- 価格差が小さいときほど、変更できる自由度をどこまでお金で買うかを意識する
どちらが絶対に正解というものではなく、あなたのスケジュールの組み方や、仕事のスタイル、そして体力や価値観によって「ちょうどいいバランス」は変わってきます。価格だけで判断するのではなく、予定変更の可能性や、キャンセルになったときの損失も含めて考えてみてほしいなと思います。
なお、スカイマークの運賃ルールや手数料の具体的な内容は、時期や路線によって変わることがあります。予約の前には、必ず公式サイトで最新の情報を確認してから、最終的な判断をするようにしてくださいね。

