平日に月1回ほど出張があり、東京から新大阪へ向かう新幹線の車内でパソコンを広げて作業することが多い私ですが、毎回悩まされるのが窓から容赦なく差し込む日差しです。ノートパソコンの画面に光が反射して文字がまったく見えなくなったり、車内の温度が上がって集中力が途切れてしまったりと、散々な目に遭った経験が何度もあります。
特に夕方の時間帯は、太陽の位置が低くなるためブラインドを下ろしても隙間から眩しい光が入ってきて、せっかくの移動時間が台無しになってしまうことも珍しくありません。
新幹線の車内作業で西日に悩まされないためには、事前に太陽の動きと列車の進行方向を把握し、正しい座席を指定することが最も効果的な解決策になります。東海道新幹線をはじめとする主要路線では、時間帯や上下線によってどちら側の窓に強い日差しが当たるかがはっきりと分かれているからです。
もし座席選びに失敗してしまった場合でも、ちょっとした便利グッズやPCの設定を工夫するだけで、作業環境の快適性は劇的に向上します。今回は、出張移動の快適さを追求してきた私の実体験をもとに、眩しさを防いで快適にパソコン仕事を進めるためのノースリーブ等の服装選びや便利アイテム、座席選びのコツを分かりやすく紹介します。
- 東海道新幹線の上下線と時間帯に応じた西日を避ける正しい座席指定
- PC画面の反射や熱暴走を防ぐブラインド活用と便利グッズの使い方
- 西日による暑さや疲れを軽減するための服装選びと快適化の工夫
- 失敗体験から学んだEX予約やスマートEXでの失敗しない座席予約術
新幹線での車内作業を邪魔する西日を解消する座席の選び方
新幹線の中でパソコン作業をスムーズに進めるためには、事前の座席選びが9割と言っても過言ではありません。太陽の位置を計算せずに適当に座席を選んでしまうと、強い日差しが直撃して画面が見えなくなるだけでなく、腕や顔がじりじりと焼けて作業どころではなくなってしまいます。
まずは路線ごとの方角と時間帯による太陽の位置関係を正しく理解し、ストレスなく仕事ができる席を確保しましょう。
東海道新幹線で西日を避けるならE席ではなくA席を選ぶ

東京と新大阪を結ぶ東海道新幹線において、午後から夕方にかけての車内作業で最も重要になるのが「A席」と「E席」のどちらを選ぶかという問題です。結論から言うと、午後に東京から新大阪へ向かう下り列車、あるいは新大阪から東京へ向かう上り列車のどちらであっても、西日を避けたい場合はA席側(3列シートの窓側)を選択するのが基本的な鉄則となります。
東海道新幹線は地図上では東西に走っているように見えますが、実際には南西から北東にかけてのルートを辿っています。そのため、午後から夕方にかけて太陽が西から南西の空へ傾くと、太陽光は主に線路の「南側・西側」から車内に差し込むことになります。
普通車で言えば、2列シート側であるE席(およびD席)が常に太陽を正面や側面から受ける位置関係になるのです。
私自身、昔は「出張中の作業なら出入りが楽なE席かD席に限る」と思い込み、午後の下り「のぞみ」でE席ばかりを予約していました。しかし、品川を過ぎて神奈川から静岡県に入ったあたりで、窓から猛烈な西差しが襲いかかってきました。
ブラインドを一番下まで下げても、ブラインドの隙間や隣の座席の隙間から強い光が漏れ、13インチのノートパソコンの画面に自分の顔と太陽光がくっきりと映り込んでしまったのです。画面の輝度を最大に上げても文字が判別できず、結局新大阪に着くまでの約2時間半、ほとんど仕事が進まないという痛い失敗を経験しました。
東海道新幹線の座席と日差しの関係(午後・夕方)
- E席・D席(2列シート側):南~西側に面するため、午後からは強烈な西差しを受ける「日差しゾーン」
- A席・B席・C席(3列シート側):北~東側に面するため、日陰になりやすく作業に適した「日陰ゾーン」
一方で、A席側(3列シートの窓側)やC席(3列シートの通路側)を確保しておけば、午後以降は終始列車自体の影になるため、直射日光がPC画面に差し込む心配がほとんどありません。
窓から自然な明るさが入ってくる程度で目も疲れませんし、画面の輝度を無駄に上げる必要がないためノートPCのバッテリー消耗を抑えられるという思いがけないメリットもありました。快適な作業環境を第一に考えるなら、午後の東海道新幹線では迷わずA席側を指定するのが賢明です。
午後の下り列車で日差しを遮る窓側座席のポジショニング

午後の下り列車(東京発〜名古屋・新大阪・博多方面)を利用する際、座席選びのテクニックはさらに深まります。下り列車の場合、進行方向に向かって左側がA席(3列側)、右側がE席(2列側)となります。午後一番から夕方にかけて太陽は進行方向のやや左前方から左後方、つまり南から西へと移動していきます。
この位置関係から分かる通り、下り列車において進行方向右側のE席は、午後を通して常に太陽の光を正面寄りまたは側面から浴び続けることになります。特に静岡エリアを走行中の14時から16時頃は、富士山が見えることでも人気のE席側ですが、車内作業に集中したいビジネスパーソンにとってはまさに酷暑と眩しさの激戦区へと変貌します。
| 時間帯 | 進行方向(下り:東京発) | おすすめの座席 | おすすめの理由 |
|---|---|---|---|
| 午前(8:00〜11:00) | 南東〜南からの日差し | E席側(日差し弱)またはA席側 | 朝の低い太陽光はE席に入りやすいがブラインドで調整可能 |
| 正午〜午後(12:00〜15:00) | 真南〜南西からの強烈な光 | A席側(3列側) | E席側は直射日光が直撃するため作業困難。A席側は完全な日陰 |
| 夕方(15:00〜18:00) | 西からの低い西日 | A席側(3列側) | 低角度の西日はブラインドの隙間から入るため、E席回避が絶対条件 |
実際の利用シーンとして、14:00東京発の「のぞみ」に乗車したときの話です。仕事の都合でどうしてもE席しか空いておらず、やむなく2列シートの窓側に座りました。走り出してすぐに日差しが強くなり、慌ててブラインドを下ろしましたが、フックの隙間や足元から入ってくる反射光でキーボードが見えづらくなり、ブラインド自体も太陽熱で熱を帯びて車内がじんわりと暑くなってきました。
横のD席にお客さんが座っていたため、席を立つことも憚られ、ひたすら眩しさと暑さに耐えながらキーボードを叩くハメになりました。
もしどうしても下り列車で窓側作業をしたいのであれば、最初からA席を指名買いするのが正解です。A席であれば、窓枠に飲み物やスマートフォンを置きながら、落ち着いて作業に没頭できます。隣にB席、C席とお客さんが座る可能性はありますが、日差しのストレスに比べれば遥かに快適度は上です。
上り列車で日差しを回避するための座席配置と進行方向

今度は逆ルート、つまり新大阪や名古屋から東京へ向かう「上り列車」に午後の時間帯に乗車する場合を考えてみましょう。上り列車の場合、進行方向に向かって右側がA席(3列側)、左側がE席(2列側)となります。
進行方向が逆転するため、「上りならE席が日陰になるのでは?」と勘違いしてしまいがちですが、ここが最大の落とし穴です。列車が東に向かって進んでいるとき、午後から夕方の太陽は「進行方向の後方〜右側(南〜西)」に位置しています。つまり、上り列車であっても南〜西側に位置するのはE席側なのです。
要するに、東海道新幹線においては、「上下線に関わらず、午後の西日を避けたいなら常にA席側を選ぶ」というのが動かしがたい事実になります。上り列車で新大阪を15時に出る便に乗った際、私は「東へ向かって進むのだから太陽は背中側に行くはずだ」と誤った計算をしてE席に座ってしまったことがあります。
しかし実際には、京都、名古屋と通過するにつれて、進行方向左側の窓(E席の真横)から強烈な斜光が差し込み、PCディスプレイの左半分が完全に白飛びして見えなくなってしまいました。
【注意】上下線で混同しやすい座席の位置関係
「東京行き(上り)だからE席が北側になる」というのはよくある勘違いです。線路の形状と太陽の軌道上、午後から夕方の西日は上り・下りのどちらに乗っていてもE席側に当たります。出張の復路で疲れている時こそ、座席選びのミスによるストレスは避けるべきです。
上りの車内では、1日の出張の疲れも溜まっており、首や腰がつらくなりやすい時間帯でもあります。そんな中で西日を浴びながらの作業は、眼精疲労と頭痛を引き起こす原因にもなります。上り列車に乗る際も、迷わずA席、あるいは3列側の通路側であるC席を抑えることで、快適な帰路の作業空間を確保できます。
パソコン画面の反射を防ぐカーテンとブラインドの活用法

新幹線の窓には、ロール式のブラインドが設置されています。日差しが入ってきたときにこれを下ろすのは基本中の基本ですが、ただ一番下まで引き下ろせば解決するというわけではありません。車内作業特有の「ブラインド越しの日差し問題」が存在するからです。
新幹線のブラインドは遮光性に優れていますが、完全に光を100%シャットアウトするわけではなく、また窓枠とブラインドの隙間から細い光の束が漏れ出てきます。この漏れ光が、ちょうどノートPCの画面や、キーボードの鍵盤に直撃してチラチラと揺れるため、かえって目が疲れてしまうことがあります。
さらに、前の座席の人がブラインドを途中で止めていたり、開けたままにしていたりすると、斜め前方からの光が自分の席まで届いてしまうのです。
私が実践して効果があったブラインドの調整手順は以下の通りです。
車内作業時のブラインド調整テクニック
- 自分の席のブラインドは、フックにカチッと音がするまで完全に一番下まで下ろす。
- 窓枠とブラインドの間に隙間ができる場合は、PCの画面角度(チルト角)を少し手前に倒して光の反射角を逃がす。
- 前座席からの漏れ光が眩しい場合は、座席のリクライニングをほんの少しだけ倒すか、自分の体を少し中央寄りに傾けて視線に入る光を遮る。
特に重要なのが「PC画面の角度調整」です。ブラインドを下ろしていても、車内の天井照明や隙間からの太陽光が画面に映り込むことがあります。最近の薄型ノートPCは液晶の開口角度が広いため、画面を垂直に近い角度(90度〜100度程度)まで起こすことで、上方からの反射光をかなりシャットアウトできます。
また、窓側の壁際にある上着フックに自分のジャケットやコートをかけておくという方法も地味に有効です。フックにかかった衣服が壁面からのわずかな漏れ光を吸収してくれるため、目の前のチラつきが軽減されます。車内の設備を上手に活用して、少しでも目の負担を減らす工夫をしてみましょう。
2時間半の移動で集中力を切らさない座席指定のポイント

東京〜新大阪間の「のぞみ」で約2時間半。この移動時間を丸々高品質な作業時間に変えるためには、単に西日を避けるだけでなく、総合的な快適性を考慮した座席指定を行うことが求められます。西日を回避できるA席〜C席の中で、どの位置を狙うのがベストなのでしょうか。
私自身、月に1回の出張で様々な座席を試した結果、最も集中力が持続すると感じているのは「車両の中央付近にあるA席またはC席」です。
車両の最前列や最後列は、大型テーブルが使えたりコンセントが確実に確保できたり(最新車両のN700Sでは全席コンセント付きですが)というメリットがありますが、人の出入りが多くドアの開閉による視界の変化や温度変化が頻繁に起こります。また、車両の端は窓の配置が変則的になり、ブラインドを自分でコントロールしにくいというデメリットもあります。
車内作業に没頭するためのベストな座席位置
| 座席の位置 | メリット | デメリット | 作業集中度 |
|---|---|---|---|
| 車両中央付近のA席 | 西日が入らず落ち着く。窓際に小物が置ける。人の往来が少ない。 | トイレに立つ際に隣の人に声をかける必要がある。 | ★★★★★(最高) |
| 車両中央付近のC席 | 西日が入らない。出入りが完全に自由。足元空間に余裕がある。 | 通路を人が通るため視界に動きが入る。窓枠が使えない。 | ★★★★☆(良好) |
| 最前列・最後列 | テーブルが広い、背後を気にせずリクライニング可能。 | ドア開閉による集中分断、窓の端から光が漏れやすい。 | ★★★☆☆(普通) |
車両の中央付近(6番〜10番の列など)であれば、窓の配置がちょうど座席と綺麗に同期しており、ブラインドの開閉権を自分が完全に握ることができます。西日をシャットアウトした上で、車内の揺れも比較的少ない車両中央に位置取ることで、首や腰への不快な負担を最小限に抑えつつ、まとまった作業時間を確保することが可能になります。
新幹線の車内作業で西日を対策して快適に移動する実践テクニック
座席予約の段階でA席などの日陰側を確保できれば理想的ですが、急な出張や満席でどうしてもE席側(日差し側)しか取れなかったというシチュエーションも当然発生します。
そんな時に諦めて仕事を放り出すのではなく、手持ちのアイテムや身に着けるものを工夫することで、西日のダメージを極限まで減らす実践テクニックを紹介します。
ブラインドを下げても眩しい時の偏光サングラス活用術

西日が差し込む時間帯のE席で作業をする際、最も深刻なのが「目にかかる直接的なストレス」です。ブラインドを下ろしていても、窓のフック部分や座席と壁の隙間から強力な太陽光が漏れ出し、それが車内のプラスチック壁や前の座席のテーブルに反射して目に入ってきます。この眩しさは眼精疲労を急速に悪化させ、激しい頭痛や首こりの原因になります。
そこでおすすめしたいのが、出張バッグに1本忍ばせておく「偏光サングラス」(または薄い色のPCメガネ)の活用です。
通常のサングラスだと車内全体が暗くなりすぎてキーボードの文字が見えにくくなってしまいますが、雑光や地面・壁からの反射光だけをカットする機能を持つ「偏光レンズ」や、ブルーライト・ちらつきを抑えるアンバー系のレンズを装着すると、劇的に視界がクリアになります。
実際に私も、真夏の15時過ぎにE席で急ぎの資料作成をしなければならなかった際、手持ちの薄型偏光サングラス(可視光線透過率40%程度のライトカラーのもの)を装着して作業を行ったことがあります。
かける前は光の乱反射で画面上の文字が重なって見え、目の奥が痛むほどでしたが、サングラスをかけた瞬間、画面上の黒い文字がはっきりと浮き上がり、眩しさによる眩惑感が嘘のように消え去りました。
車内作業用サングラス選定のポイント
- レンズの色は濃すぎない「ライトグレー」や「ブラウン・アンバー系」を選ぶ。
- 可視光線透過率が30%〜50%程度のものを選ぶと、PC画面の明るさを落とさずに反射光だけを抑えられる。
- フレームは長時間の着用でも耳の後ろや鼻が痛くならない軽量プラスチックタイプが最適。
周りから「車内でサングラス?」と思われるのが少し気になるかもしれませんが、作業の効率と目の健康を守るためには背に腹は代えられません。一度試してみると、その目の楽さに驚くはずです。
PC画面の見にくさを解決する覗き見防止フィルムの効果

西日が画面に当たって白飛びし、文字が読めなくなる現象への特効薬となるのが、ノートPCのディスプレイに貼り付ける「覗き見防止プライバシーフィルター」です。このフィルターは本来、隣の席からの視線を遮断して情報漏洩を防ぐためのセキュリティ用品ですが、実は「光の反射・映り込みを防止するアンチグレア効果」において非常に優れた威力を発揮します。
私たちが普段使っているノートPCの画面は、光沢(グレア)タイプのものが多く、太陽光や車内灯が鏡のように映り込んでしまいます。ここに着脱式のマグネット型(または粘着型)覗き見防止フィルターを装着すると、表面の微細なルーバー構造とツヤ消し加工によって、差し込んできた西日の光線が拡散され、画面へのくっきりとした映り込みが大幅に軽減されます。
プライバシーフィルターのメリット・デメリット比較
| 項目 | メリット | デメリット・注意点 |
|---|---|---|
| 反射防止(アンチグレア) | 太陽光や車内灯の映り込みを拡散し、文字の白飛びを抑える。 | 画面全体がわずかに暗くなるため、輝度調整が必要。 |
| セキュリティ向上 | 左右30度からの視線を遮断し、機密資料の作成も安心。 | 正面以外からは見えなくなるため、複数人で画面を見るのは不可。 |
| 使用感・利便性 | マグネット式なら、新幹線内だけ取り付ける使い方が可能。 | 厚みがあるタイプだと、ノートPCを閉じる時に干渉する場合がある。 |
私自身、エレコムや3Mから発売されているマグネット着脱式のフィルターを愛用しています。新幹線に乗ってPCを開いた瞬間、西日が入ってくるようであればペタッと画面に装着するだけです。フィルターを貼ることで画面の鮮やかさは多少落ちますが、太陽光が画面に反射して自分の顔が映り込むストレスからは完全に解放されます。
出張中の車内作業が多いビジネスパーソンにとっては、セキュリティ対策と眩しさ対策の一石二鳥になる必須ツールと言えます。
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眩しさと車内の暑さを軽減するノースリーブ等の服装選び

西日が直撃する座席に座っていると、眩しさだけでなく「車内の局所的な暑さ」にも悩まされます。エアコンが効いている車内であっても、窓ガラスを通して直射日光を浴び続ける腕や太ももの表面温度はぐんぐんと上昇し、じっとりと汗をかいて不快感がピークに達します。
そこで重要になってくるのが、移動時の「インナーや服装の組み合わせ」です。ビジネス出張だからといって上下カチッとしたスーツや厚手のシャツだけで固めてしまうと、体温調節ができず体力を無駄に消耗してしまいます。
私が夏の出張で特におすすめしたいのが、吸汗速乾性に優れた「機能性インナー(ノースリーブや半袖)」の上に、薄手の通気性の良いシャツやジャケットを羽織るスタイルです。
西日対策を意識した出張ファッションの工夫
- ベースインナー:エアリズム等のドライ・冷感機能を持つノースリーブインナー。脇の汗蒸れを防ぎ、体温を逃がしやすい。
- トップス:リネン混やシワになりにくいポリエステル系の薄手長袖シャツ。日差しが腕に直接当たるのを防ぎつつ、風を通す。
- はおりもの:車内のエアコンで冷えた時には羽織り、西日で暑くなった時には脱いで調整できるサマージャケット。
日光が直接肌に当たると、それだけで皮膚が熱を持ち体温が上がります。そのため、一見暑そうに見えても「薄手の長袖」を羽織って肌を直射日光から隠す方が、ノースリーブ一着で肌を露出させるよりも涼しく感じられます。
インナーに吸汗速乾のノースリーブを着込んでおけば、外側のシャツを開けるだけで一気に熱気を逃がすことができます。
40代になってから、移動中の温度変化による自律神経の乱れや腰痛・肩こりが顕著に現れるようになりました。冷えすぎと蒸し暑さの両方に対応できるレイヤード(重ね着)スタイルを意識するようになってからは、目的地に着いた時の身体の軽さが格段に変わりました。
西日によるPCの熱暴走を防ぐ冷却シートの使用感

西日の影響を受けるのは人間だけではありません。私たちが使っているノートPCにとっても、直射日光は天敵です。窓際から強い西日を浴びながらCPUをフル活用するような作業(画像処理や重いエクセル計算、Web会議など)を行っていると、PC内部のファンが猛烈な音を立てて回転し始め、本体底面が触れないほど熱くなることがあります。
いわゆる「PCの熱暴走」です。筐体が熱を持ちすぎると、製品の安全装置が働いて処理速度が急激に低下(スロットリング現象)したり、最悪の場合は画面がフリーズして作成中のデータが吹き飛んでしまう危険性があります。
このトラブルを防ぐために、私が西日ゾーンでの作業時に実践しているのが、「ノートPC用ペルチェ素子冷却シート」や「アルミ製軽量スタンド」の併用です。
【注意】PC冷却における間違った対処法
熱くなったPCを急激に冷やそうとして、氷嚢や冷えたペットボトルを直接PCの上に置くのは絶対にやめてください。PC内部で結露が発生し、基板がショートして壊れる原因になります。必ずPC専用の放熱グッズを使用しましょう。
アルミ製の折りたたみPCスタンドを使ってノートPCの底面を新幹線のテーブルから数センチ持ち上げるだけでも、空気の通り道ができて熱のこもり具合が全く変わります。さらに、熱伝導率の高いアルミ製放熱パッド(シールタイプ)をPC底面に貼っておくと、西日によって加熱されたボディの熱を効率よく空気中に逃がしてくれます。
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実際に、西日が当たるテーブルの上でPCスタンドを使用した場合と、テーブルに直置きした場合で表面温度を比べたところ、スタンドを使用した方がキーボード面の熱っぽさが明らかに和らぎ、ファンが爆音で回り続ける回数も劇的に減りました。大切な仕事のデータとPCを守るためにも、熱対策には万全を期しておきましょう。
失敗体験から学んだ西日ゾーンを避けるWeb予約のコツ

ここまで西日の回避法や対策グッズを紹介してきましたが、そもそも最初から「西日が当たらない完璧なシート」を確実に押さえることが最大の予防策です。私は以前、駅の自動券売機で「窓側ならどこでもいいや」と適当に席を選んでしまい、見事に西日直撃のE席を引き当てて後悔したことが何度もあります。
こうした失敗を繰り返さないために、現在私が徹底しているのが、JR東海の「スマートEX」や「エクスプレス予約(EX予約)」のシートマップ(座席表)機能を駆使した予約テクニックです。
スマートEX/EX予約で失敗しない座席確保のステップ
- 乗車時刻の決定:12:00〜18:00の間に移動する場合は、西日が発生することを前提として計画を立てる。
- シートマップの活用:「条件から探す」ではなく、必ず「座席表(シートマップ)から探す」を選択する。
- 優先順位に従って指定:
- 第一優先:A席(3列シート窓側・完全日陰)
- 第二優先:C席(3列シート通路側・出入り自由かつ日陰)
- 第三優先:B席(3列シート中央・A/Cが埋まっているが日陰を優先したい場合)
- 変更機能の活用:乗車4分前まで手数料無料で何度でも座席変更が可能なため、発車前に再度シートマップを開き、より空いているA席やC席へ移動する。
スマートEXとエクスプレス予約(EX予約)とも改札入場前(ICカード利用時)またはきっぷ受取前であれば乗車時刻の4分前までスマホ上で座席の位置を何度でも変更できるのが最大のメリットです。例えば、予約時にはA席が埋まっていて仕方なくC席を取っていた場合でも、発車前にシートマップを開き直すとキャンセルが出てA席が空いていることがよくあります。
このひと手間をかけるだけで、2時間半の移動空間の快適性が約束されるのですから、やらない手はありません。
新幹線の車内作業で西日を避けて仕事の効率を上げるまとめ
新幹線での移動時間は、誰にも邪魔されない貴重なサテライトオフィス時間になり得ます。しかし、西日という自然の天敵に対する知恵と準備がないと、画面は見えず、目は疲れ、暑さで作業効率はどん底まで落ちてしまいます。最後に、今回の重要ポイントを振り返っておきましょう。
【まとめ】新幹線の車内作業で西日を完全攻略するための心得
- 午後からの東海道新幹線では、上下線問わずA席側(3列シート側)が日陰になり作業に最適。
- E席側(2列シート側)は午後を通して直射日光を受けるため、車内作業時は極力回避する。
- やむを得ず日差し側に座る場合は、ブラインドの完全全閉とPC画面の角度調整を徹底する。
- 偏光サングラスやマグネット式覗き見防止フィルターを持ち込むと、光の反射・眩しさを劇的にカットできる。
- 西日による暑さや熱暴走に備え、通気性の良いレイヤード服とアルミ製PCスタンドを活用する。
- 予約はスマートEX等のシートマップを使い、発車直前まで条件の良いA席・C席を狙い続ける。
快適な移動環境は、ただ待っているだけでは手に入りません。ほんの少しの知識と事前の準備で、眩しい西日に煩わされることなく、新幹線の車内作業を驚くほどスムーズ終わらせることができるようになります。次回の出張やひとり旅の際には、ぜひ今回の座席選びと対策テクニックを実践して、ストレスフリーな車内時間を体験してみてください。
新幹線 車内作業 西日に関するよくある質問(FAQ)
Q1:東海道新幹線以外の路線(東北・北陸新幹線など)でも、西日を避けるならA席を選べばいいですか?
A1:線路が南北に走っているか東西に走っているかによって異なります。例えば南北に走る東北新幹線の場合、午後は進行方向に関わらず「西側(E席側)」に西日が当たります。基本的には「午後〜夕方は西〜南側に面する座席を避ける」と考え、路線の走っている方角と太陽の位置関係を事前に地図で確認するのが最も確実です。
Q2:ブラインドを勝手に一番下まで下ろすと、前後の席の人に迷惑になりませんか?
A2:新幹線のブラインドは基本的に「その窓に接している座席の人(主に窓側席の人)」が開閉の権利を持っています。隣や前後の席に一声かける必要は必ずしもありませんが、下ろす際に急激にガチャンと音を立てないよう静かに下ろすのがマナーです。眩しさを防ぐための通常の使用であれば、周囲への迷惑になることはありません。
Q3:パソコン画面の明るさ(輝度)を最大にすれば、西日が入っても画面は見えますか?
A3:輝度を上げれば一時的に見やすくなりますが、あまりおすすめできません。直射日光下では輝度を最大にしても白飛びを完全に防ぐことは難しく、何より画面が明るすぎると目の疲労が著しく加速します。さらにノートPCのバッテリー消費が激しくなり、熱を持ちやすくなるというデメリットもあります。画面を明るくするより、フィルター装着や座席移動で「光そのものを遮る」対策を優先してください。
Q4:グリーン車に乗れば、西日による暑さや作業のしにくさは解消されますか?
A4:グリーン車は座席間隔が広く、窓のブラインドも上質な仕上がりになっていますが、太陽光そのものを遮る構造は普通車と同じです。そのため、午後にD席(グリーン車の2列シート窓側)に座れば、普通車のE席と同様に強い西日を受けることになります。グリーン車を利用する場合でも、西日を避けたいのであれば「A席側(1列シート側)」を選択するのが鉄則です。
※本記事に記載されている座席の配置や路線の見え方、周辺機器の使用感などは、一般的な仕様および個人的な乗車体験に基づく目安です。季節や天候、車両形式(N700A/N700S等)によって日差しの入り方は変化する場合があります。正確な運行情報や設備詳細については、JR各社の公式サイトをご確認の上、快適な移動をお楽しみください。

